講座番号 | 24A1600012 |
期間 | 2024年5月13日 ~ 2024年5月27日 |
回数 | 3回 |
曜日 | 月 |
時間 | 15:00~16:30 |
定員 | 50名 ※先着順に受け付け、定員に達し次第締め切ります。 |
受講料 | 6,000円 5,400円 |
申込期間 |
2024年3月1日 ~
2024年5月6日 ※申込期間後も定員に余裕がある場合は、受け付けますのでお問い合わせください。 |
会場 | KUポートスクエア |
教材 | ※講師の判断により、講義内でプリントを配布することがございます |
※ 受講料には、教材費(一部の講座を除く)及び消費税が含まれます。
※ 受講者区分 :一般の方 :神奈川大学生・卒業生等
※ 受講者区分が で、前年度、生涯学習・エクステンション講座の受講歴(一部講座除く)がある方は、受講料を5%割り引きます。
※ 開講日程や時間は、講師の緊急な都合などにより変更する場合があります。
※ 定員に満たない場合は、開講できないことがあります。
2022年秋の第20回中国共産党大会で、それまでの通例を破って3期目(11年目)に突入した習近平体制は見かけの盤石ぶりとは裏腹に、内外両面で難題に直面している。政治的には表立った反対勢力は目につかないにしても、国民の中に習体制への飽きが広がっていることは否定できない。
それを助長しているのは内外政策の躓きである。経済面ではかつての高成長は望むべくもない低空飛行が続き、それに伴って若年層の失業率の高さなど危険な要素が膨らんでいる。国際的には、ロシアのウクライナ侵攻を支持したために、中国の発言力は目に見えて弱まってしまった。
こうした状況が来ようとは、憲法を改正してまで10年以上の長期政権を実現した当時には思いもかけなかったはずである。次期共産党大会まであと2年余り、この苦境を習近平政権はどう乗り越えようとしているのか、考えてみたい。
回 | 開講月日 | 内容 |
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第1回 | 2024/05/13 |
●政治 習近平総書記3選以来の政治的動きを辿り、どこに計算違いがあったのかを考える。前回党大会での胡錦涛元総書記の退席事件、秦剛前外相の失脚事件といった、相変わらず大昔の共産党のような体質が抜けきらない現状の底にあるものを検討する。 |
第2回 | 2024/05/20 |
●経済 このところの中国経済はかつての高度成長時代の面影は消えて、低成長の息切れ状態が続いている。いつ山崩れが起きるか分からない不動産業界の構造的不況、米との半導体をめぐる軋轢、若年層の高失業率といった大きな不安要素の現実を分析する。 |
第3回 | 2024/05/27 |
●台湾・国際 習近平体制が政治・経済両面での苦境を一気に解決する妙策を求めるとすれば、台湾統一を一気に実現することに目が向くにちがいない。その意味でウクライナ戦争と並んで、台湾海峡が注目される。変転する国際政治の渦の中でも、我々にとってはとりわけ台湾海峡が焦点である。そこを中心に中国の対外政策を検討する。 |
元神奈川大学教授 、ジャーナリスト
1960年東京外国語大学中国語科卒業、同年TBSに入社。中国北京・香港支局長、TBSテレビキャスターなど歴任。1996年から2006年まで神奈川大学教授。専門は現代中国論、マスコミ論。主要著書に『勝った中国・負けた日本―記事が映す断絶八年の転変―(一九四五年~一九五二年)』(御茶の水書房)、『中国を知る』『鄧小平の遺産』(以上、岩波書店)、『中国のしくみ』(ナツメ社)など。
※講師については都合により変更する場合があります
http://www.second-academy.com/m/KNG
【学外サイト】
公開講座のセカンドアカデミー