講座番号 | 24A1600033 |
期間 | 2024年6月15日 ~ 2024年7月13日 |
回数 | 5回 |
曜日 | 土 |
時間 | 10:30~12:00 |
定員 | 30名 ※先着順に受け付け、定員に達し次第締め切ります。 |
受講料 | 9,000円 8,100円 |
申込期間 |
2024年3月1日 ~
2024年6月3日 ※申込期間後も定員に余裕がある場合は、受け付けますのでお問い合わせください。 |
会場 | KUポートスクエア |
教材 | ※資料は、各回ごとに用意します。 |
※ 受講料には、教材費(一部の講座を除く)及び消費税が含まれます。
※ 受講者区分 :一般の方 :神奈川大学生・卒業生等
※ 受講者区分が で、前年度、生涯学習・エクステンション講座の受講歴(一部講座除く)がある方は、受講料を5%割り引きます。
※ 開講日程や時間は、講師の緊急な都合などにより変更する場合があります。
※ 定員に満たない場合は、開講できないことがあります。
古今東西の文学の森。そこには愛といのちの文学が伝える希望が響いています。
私たちの生きる21世紀のグローバル世界は、戦争や環境クライシスなど、大きな困難におおわれています。
本講座では、主に近代以降の文学作品を取り上げ、外国文学にも目を向けながら、作家や詩人の生きた時代とその姿とともに、文学の秘めた魅力を見つめ直します。それは困難な時代を生きる希望の道標となるでしょう。
これまでの本講座でテーマとした「いのちを見つめる文学」に続き、「愛といのちの文学」をともに考え、文学の希望を読み解きます。
回 | 開講月日 | 内容 |
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第1回 | 2024/06/15 |
ドストエフスキー『地下生活者の手記』『罪と罰』――愛といのちの文学、新しい楽園へ 19世紀のサンクトペテルブルクで、精神の地下室に閉じこもる元官史と、リーザという不幸な女性をめぐる手記と、罪を犯した青年ラスコーリニコフと信仰に生きるソーニャとの救済による愛の物語を見つめます。 |
第2回 | 2024/06/22 |
椎名麟三『邂逅』――自由への途と回心のドラマ 戦後の自由を求めて生きることの苦悩のなかで、キリスト教の洗礼を受け、回心のドラマを体験した椎名麟三。そのけわしい自由への途を、『邂逅』とともにたどります。 |
第3回 | 2024/06/29 |
石原吉郎『望郷と海』『断念の海から』――ラーゲリを生きた詩人、望郷と希望 厳寒の地で、ラーゲリ(強制収容所)を生きぬいた詩人の望郷と希望の交錯するエッセイ集から伝わる言葉の真実と詩の世界を考えます。 |
第4回 | 2024/07/06 |
高橋たか子『誘惑者』『私の通った路』――悪を描く文学から霊性の文学へ 友人を三原山火口での自殺行に誘う『誘惑者』から、カトリックのキリスト者となり、フランスでの修道院生活を経験した、その神探究の物語である『私の通った路』をたどります。 |
第5回 | 2024/07/13 |
高良留美子と詩の宇宙――『高良留美子全詩』といのちの詩、縄文の森と自由 生命の河の水音と歴史の声を聞き、いのちと愛の詩をつづった詩人(女性史家)の詩の宇宙を、遺著『見出された縄文の母系制と月の文化』から照らしだします。 |
文芸評論家、明治学院大学キリスト教研究所協力研究員
1953年、長野県生まれ。明治学院大学文学部卒業。博士(学術)九州大学。NPO法人滝沢克己協会理事長。元学校法人神奈川大学常務理事。著書に、『椎名麟三論 回心の瞬間』(菁柿堂)、『滝沢克己 存在の宇宙』(創言社)、『記憶と文学』(御茶の水書房)、『埴谷雄高『死霊』論』(御茶の水書房)、『椎名麟三の文学と希望』(菁柿堂)、『内村鑑三』(御茶の水書房)、『内村鑑三の聖書講解』(教文館)、『内村鑑三の信仰詩・訳詩・短歌等集成』(編、明治学院大学キリスト教研究所)などがある。
※講師については都合により変更する場合があります
http://www.second-academy.com/m/KNG
【学外サイト】
公開講座のセカンドアカデミー