講座番号 | 0601011 |
期間 | 2024年4月18日 ~ 2024年6月20日 |
回数 | 5回 |
曜日 | 木 |
時間 | 15:00~16:30 |
定員 | 40 名 |
一般料金 | 12,500円 |
会場 | 三鷹サテライト教室 |
お釈迦様の生涯を描いた物語〈仏伝〉は、インドに始まり、中国を経て日本にも伝えられました。その仏伝を描いた代表的な作品が、我が国最大の説話集である『今昔物語集』の冒頭に収められています。本講座では、『今昔物語集』の説話をテキストとして、平安時代末期の日本人が抱いていたお釈迦様や古代の仏教教団の姿を読み解いていきます。
今回は、『平家物語』の冒頭に描かれ広く知られている祇園精舎の建立説話をはじめ、悟りを開いた釈迦に帰依する人々の人間模様を描いた物語を扱います。一連の説話群には、古代インドの歴史、風俗のなどが、個性的な登場人物とともに物語性ゆたかに描かれています。
日程 | 内容 | |
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第1回 | 2024/04/18 | 巻第1第29話 波斯匿王と阿闍世王の合戦 |
第2回 | 2024/05/16 | 巻第1第31話 祇園精舎の建立 |
第3回 | 2024/05/30 | 巻第1第34話 牛の供養 |
第4回 | 2024/06/06 | 巻第1第36・37話 匝仏の功徳、称仏の功徳 |
第5回 | 2024/06/20 | 巻第1第38話 舎衛国の五百の群賊 |
鈴木 治子
(すずき はるこ)
大正大学非常勤講師
本学日本文学科卒業。大正大学大学院博士課程国文学専攻単位取得。東京都・埼玉県の区民・市民講座講師、NHK文化センター講師、大正大学オープンカレッジ講師、獨協大学オープンカレッジ講師を務める。書著:『歌謡文学を学ぶ人のために』(共著 世界思想社)、『中世文学の展開と仏教』(共著 おうふう)、『大学生のための文章教室』(共著 大正大学出版会)、『古代から近世へ-日本の歌謡を旅する』(共著 和泉書院)、『海東高僧伝』(共著 平凡社)、『東アジアの仏伝文学』(共著 勉誠出版) 他