講座番号 | 0607005 |
期間 | 2024年4月3日 ~ 2024年7月2日 |
回数 | 5回 |
曜日 | |
時間 | 7.5時間(30分×15回) |
定員 | - |
一般料金 | 9,000円 |
会場 | Web視聴 |
『古事記』は、皇室を中心とした系譜ならびに物語をまとめた書物です。稗田阿礼が誦習し、太安万侶が記したというその内容は、天武天皇の意志を元明天皇が受け継ぎ、和銅5年正月28日に上進されました。天地初発からはじまる内容は、日本の太古から脈々と受け継がれて来た口頭伝承を源としながら、神話の世界から初代神武天皇の時代へと展開し、最後は推古天皇で閉じめられてしまいます。本講座では、『古事記』を頭から最後までじっくり読んで行きますが、語釈の過程で時に民俗学の成果をとりこみつつ、仮説を加えながら古代の息吹にできるだけ近づけるように努力するつもりです。
1. 応神天皇④天之日矛
2. 応神天皇⑤秋山の下氷壮夫と春山の霞壮夫、天皇の御子孫
3. 仁徳天皇①后妃皇子女・聖帝
4. 仁徳天皇②皇后の嫉妬・黒日売
5. 仁徳天皇③八田若郎女
※講座のお申込み、映像/音声の視聴は、日本国内に住所を有する方に限らせていただきます。
【必携テキスト】(各自で、お求めください)
ワイド版岩波文庫『古事記』
倉野憲司校注 出版社 岩波文庫
1991年6月 1,540円(税込)
講座資料(レジュメ)は、メールまたはWeb配信いたしますが、紙資料として郵送をご希望の方は、講座お申込み時に合わせてお申込みください。実費相当分(90分あたり200円)の追加有料となります。
※紙資料郵送ご希望の方は、詳細ページよりお申込みください。
伊藤 高雄
(いとう たかお)
國學院大學兼任講師・本学元兼任講師
1958年神奈川県中郡二宮町生まれ。國學院大學博士課程修了。博士(文学)。横浜国立大学・國學院大學・國學院大學栃木短期大学兼任講師。専門は日本古代文学・伝承文学・民俗学。著書・論文に『万葉集を知る辞典』(東京堂出版 共著)、『ことわざで遊ぶ』(アリス館)、「折口信夫・国学院大學講義その他」(國學院雑誌第114巻第10号)などがある。