講座番号 | 0607014 |
期間 | 2024年4月3日 ~ 2024年7月2日 |
回数 | 3回 |
曜日 | |
時間 | 4.5時間(30分×9回) |
定員 | - |
一般料金 | 5,400円 |
会場 | Web視聴 |
『源氏物語』の「葵」・「賢木」巻では、六条御息所と光源氏、光源氏の正妻である葵上をめぐる人間模様が語られます。賀茂の新斎院御禊の物見で起こってしまう車争い、出産を控えた葵上が悩まされる物の怪の出現、伊勢下向を決めた六条御息所と光源氏の野宮における対面など、物語の中でよく知られる場面や古くから名文と評価される場面を原文で読むことで、『源氏物語』の豊かな表現世界を味わっていただければと思います。
1. 一条大路での車争い
2. 物の怪の出現と葵上の出産
3. 御息所と光源氏、野宮で逢う
この講座は、2023年度冬・対面講座の 0501086 『源氏物語』葵・賢木巻を読む ―六条御息所の物語を原文で味わう(1/10-3/11) を、より多くの方にご受講いただけるよう、Web視聴講座として編集し、配信するものです。
三鷹サテライト教室での対面講座の臨場感とともに講義をご視聴いただけます。
※講座のお申込み、映像/音声の視聴は、日本国内に住所を有する方に限らせていただきます。
【必携テキスト】(各自でお求めください)
新潮日本古典集成〈新装版〉『源氏物語 二』 石田穣二・清水好子 新潮社 2014年 2,530円(税込)
青木 慎一
(あおき しんいち)
立教大学日本学研究所研究員
立教大学大学院博士課程後期課程満期退学。博士(文学)。
著書に『源氏物語の表現と絵画的展開―夕霧を中心に』(武蔵野書院)、論文に「『源氏物語』における返歌なき贈歌―詠まれない返歌と記されない返歌の差異―」(『むらさき』57輯)、「『伊勢物語』筒井筒章段の絵画化と物語解釈―物語絵の教材利用に向けて―」(『日本文学』71巻11号)、「『竹取物語』結末部の読みと享受―近世の絵巻・絵本の絵画化から―」(『日本文学』72巻2号)などがある。