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A25504 多言語の世界5 台湾の多言語教育
講座概要
開講日 | 2025年11月22日 ~ 2025年12月6日(土曜日) |
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回数 | 全3回 |
開講時間 | 15:00~16:30 |
定員 | 20名 |
受講料 | 4,500円(一般) 3,000円(在学生) 3,600円(父母・卒業生) |
教材費等 | 教材費は、受講料に含まれています。 |
会場 | 新潟中央キャンパス |
申込締切日 | 2025年11月7日 申込締切日後に受講を希望される方、キャンセル待ちを希望される方はお問い合わせください。 |
内容
台湾では現在、台湾華語(中国語)と並行して英語力の強化を目指す「バイリンガル2030政策」と、台湾手話を含む20の土着言語を「国家言語」と位置づける「国家言語発展法」が進められています。多言語教育の理想とは裏腹に、原住民(当事者たちが「先住民」と呼ばないよう求めています)言語や客家語はおろか、台湾語さえ消滅の危機に瀕しています。かつて書き言葉として用いられ、20世紀初頭に一度は消滅したとされるシラヤ語が、いかにして現代に蘇ったのかにも注目し、講師の現地調査に基づき報告します。この講座は日本語で行います。
講座日程
回 | 開講日 | 内容 |
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第1回 | 2025年11月22日(土) | 実利か象徴か――バイリンガルと多言語のはざまで揺れる台湾 |
第2回 | 2025年11月29日(土) | 多数派の母語は少数言語――台湾語救命大作戦 |
第3回 | 2025年12月6日(土) | 死んだ言語は復活する?――シラヤ語復興運動 |
講師紹介
小林 伊織
新潟国際情報大学 国際学部 准教授
台湾に約20年、イギリスおよびフィリピンにそれぞれ3年間の滞在経験を持つ。国立政治大学(東アジア研究)修士、ハル大学(東南アジア研究)学士、アテネオ・デ・マニラ大学博士課程単位取得(英語学・英語文学)。銘伝大学客員研究員。トリニティ・カレッジ・ロンドン CertTESOL 取得。父は新潟市出身。