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A25507 良寛の生涯と母の愛

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講座概要

開講日 2025年10月27日 ~ 2025年12月1日(月曜日)
回数 全3回
開講時間 13:30~15:00
定員 20名
受講料 4,500円(一般) 3,000円(在学生) 3,600円(父母・卒業生)
教材費等 教材費は、受講料に含まれています。
会場 新潟中央キャンパス
申込締切日 2025年10月14日
申込締切日後に受講を希望される方、キャンセル待ちを希望される方はお問い合わせください。

内容

 江戸時代、越後が生んだ高僧良寛は、やさしい人柄と和歌や書にもすばらしい才能を発揮し、多くの人々に親しまれています。しかし、良寛の生涯や禅僧としてのすばらしさの本当のところは、漠然としていてよくわからない面も多いです。
 この講座では、良寛の生涯を生い立ちから探り、良寛が禅僧となり人々に慈愛に満ちた手を差し伸べた背景に良寛の母の愛があったことから解き始めます。そして、出家して岡山県玉島の円通寺国仙和尚の厳しい指導のもと、立派な禅僧となり、越後に帰郷し、国上山(燕市)の五合庵などで30年にわたり独居しました。良寛は、朝、山に薪を採りに入り、谷川から水を汲んできて、前日托鉢で人々からいただいた米をお粥にして食していました。まさに清貧の生活です。しかし、杉や松の老木に囲まれ、自然豊かな環境を良寛は気に入っていました。托鉢の途次、子どもたちに取り囲まれ、一緒に手まりやおはじき、草相撲などをして遊びました。良寛は人々の幸福を願って、日々里で老若男女を問わず交流していたのです。
 「利他行」を旨として、“和顔愛語”を実践した良寛のこころと芸術についてもテキストに基づいて解説していきます。

講座日程

開講日 内容
第1回 2025年10月27日(月) 出雲崎の名主の長男として生まれた良寛の生い立ちと出家に至るまでの苦悩と母の愛について解説します。また、禅僧として岡山県倉敷市玉島の円通寺で厳しい修行をしていた頃の様子も探求していきます。
第2回 2025年11月10日(月) 39歳頃、越後に帰郷し、国上山の五合庵で生活しながら、慈愛のこころを持って、多くの人々と交流していった様子を解説します。また、良寛の和歌、俳句、漢詩、書道についても触れていきます。
第3回 2025年12月1日(月) 円熟期である乙子(おとこ)神社草庵時代の何ものにもとらわれず悠々として生きる良寛の姿を解説していきます。そして、最晩年、島崎村(現長岡市)の木村家の草庵に移ってからも生き生きと“老いを生きた”良寛の姿を紹介します。

講師紹介

小島 正芳

全国良寛会会長

1951年新潟市秋葉区(旧新津市)に生まれる。新潟大学教育学部書道科卒。新潟県立新潟高等学校、新潟県立文書館、新潟県立新発田高等学校、新潟県立村松高等学校などに勤務。2012年3月、新潟県立三条高等学校長を最後に定年退職。2020年に全国良寛会会長就任。著書は以下のとおり。
『良寛と會津八一』『良寛のふるさと』(新潟日報事業社)、『良寛の書の世界』(恒文社)、『若き良寛の肖像』『良寛-その人と書(五合庵時代)』『良寛-人と書芸術の完成』『良寛の生涯と芸術』(考古堂)、『良寛遺墨集-その人と書(全3巻)』『続 良寛遺墨集-その名筆とゆかりの人々(全2巻)』(淡交社)、『良寛の生涯と母の愛』(佐渡中央印刷所)、『保内郷の良寛さん』(椿の森倶楽部)。

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