ナラティヴによるグリーフケア【オンライン】 

受付終了

講座概要

講座番号 236L65
日程 2023/10/14~12/09 (全9回)
曜日
時間 13:30~15:00
キャンパス オンライン
定員 40 名
受講料 16,800 円

講座内容

愛する人を亡くされた方に寄り添い、支援するために、死別の痛みの分かち合いの会などがもたれています。本講座では、私たちがそれぞれの人生の物語を生きているとするナラティヴ・アプローチの考え方に基づき、喪失体験者の悲嘆のケアであるグリーフケアの理論と実際について学びます。体験の語り直しによって、多様な意味に気づくことができます。受講生には、学んだことをもとに、死別の悲しみで苦しむ方のケアやサポートに取り組んでいただきたいと願っています。

講座スケジュール

日程 時間 内容 講師
1 2023/10/14(土) 13:30~15:00 「グリーフケアの全体像」 高橋 聡美
2 2023/10/21(土) 13:30~15:00 「大切な人を亡くすということ―グリーフの基礎理解」 朱亀 佳那子
3 2023/11/04(土) 13:30~15:00 「グリーフケアの全体像」 高橋 聡美
4 2023/11/11(土) 13:30~15:00 「グリーフケアと言説」 生田 かおる
5 2023/11/18(土) 13:30~15:00 「感情の共同化と人生の再構築―オープンダイアローグを用いて―」 生田 かおる
6 2023/11/25(土) 13:30~15:00 「語りが変わるということ」 朱亀 佳那子
7 2023/12/02(土) 13:30~15:00 「グリーフを手作りすること」 生田 かおる
8 2023/12/09(土) 13:30~15:00 「グリーフケアとスピリチュアリティ」 竹内 啓二
9 2023/12/16(土) 13:30~15:00 補講「グリーフケアの未来像」 高橋 聡美

備考

〈申込締切日〉9月23日(土)

〈申込再開締切日〉10月6日(金)

講師紹介

生田 かおる (イクタ カオル)
桜美林エクステンションセンター講師
公認心理師・臨床心理士。
横浜カウンセリングオフィスR&B主宰。
横浜国立大学保健管理センターカウンセラー、上智大学グリーフケア研究所非常勤講師。
「グリーフケアの理論と実践」(金子書房)にて、この10年間コミュニティで行ってきたグリーフケア活動をまとめる。最近は、グリーフを手作りすること、オープンダイアローグを用いたグリーフケアがテーマ。

高橋 聡美 (タカハシ サトミ)
桜美林エクステンションセンター講師
自衛隊中央病院高等看護学院卒後、精神科で8年間看護師として勤務。 スウェーデンでメンタルヘルス政策に関する調査を2年行った後、2005年から宮城県で『遺族のわかちあいの会』、2010年から『病気・自死遺児らのグリーフサポートプログラム』を主宰する。

朱亀 佳那子 (シュガメ カナコ)
桜美林エクステンションセンター講師
早稲田大学卒。出版社を退職後、99年よりフリーランス編集者・ライターとして活動。東京都福祉保健局発行『精神科訪問看護ガイドブック』(2012年)をはじめ、月刊誌、企業広報誌等で編集、取材執筆を担当。
15歳で父親、38歳で夫、39歳で母親をがんで亡くす。その後、本業と並行し、要町ホームケアクリニック(東京・豊島区)の非常勤職員、グリーフ・カウンセリング・センター(同・千代田区)でコーディネーターを経験。その間、産業カウンセラーなどの資格を取得し、大学の公開講座等でグリーフ学、死生学を学ぶ。2013年に信州大学医学部保健学科で自身の体験をもとに看取りやグリーフに関する講演を行ったことを機に、講演依頼を受けるように。2014年に若い世代の伴侶死別をテーマにしたdie-a-log LABO(ダイアログラボ)を立ち上げ、当事者と非当事者の対話の場を運営。全米ヨガアライアンスRYT200修了、イシュタヨガ認定インストラクター。

竹内 啓二 (タケウチ ケイジ)
桜美林エクステンションセンター講師
NPO法人千葉県東葛地区・生と死を考える会理事長
麗澤大学名誉教授
2002年〜2003年 米国ジョージタウン大学ケネディ倫理研究所客員研究員を務め、ケアの倫理を研究。ホスピスでボランティアも行った。2018年3月まで麗澤大学国際経済学部・麗澤大学院国際経済研究科教授。2020年2月までNPO法人千葉県東葛地区・生と死を考える会副理事長を務めた。専門分野:近・現代のインド思想、比較思想、死生学、生命倫理学。

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