パスカル「幾何学的精神について」を読む~真理と誤謬を識別する方法を求めて

受付終了

講座概要

講座番号 24B13
講師 中根 美知代
日程 2024/10/05~2024/12/14 (全4回)
曜日
時間 10:40~12:00
定員 25 名
受講料 8,000 円
申込締切日 2024/09/25
会場 成城大学キャンパス

講座内容

「パンセ」の著者であり、思想家・哲学者として広く知られているブレーズ・パスカル(1623-1662)は、数学や自然学でも注目すべき業績を挙げています。パスカルはまた、あらゆる場面に適用できる考察の方法や説得の技術を、幾何学の中に見出していました。この講座では、パスカルが真理と誤謬を識別する方法を目指したとされる未完の小品「幾何学的精神について」を読みながら、数学を学ぶことの意義について考えていきます。
講義の進め方:受講生とともにテキストを読み進めながら、数学的な解説を付していきます

講座スケジュール

実施日 講座内容 担当講師
1 2024/10/05(土) パスカルの数学研究の全体像と「幾何学的精神について」 中根 美知代
2 2024/10/19(土) 完全な論証の方法とは何か 中根 美知代
3 2024/11/16(土) 無限大と無限小をめぐる考察 中根 美知代
4 2024/12/14(土) 幾何学と説得術 中根 美知代

テキスト

書籍名 パスカル 手紙の小品 著者名パスカル著、塩川徹也・望月ゆか訳
出版社名 岩波文庫 金額(税込)1,650円

講師紹介

中根 美知代 (ナカネ ミチヨ)
成城大学非常勤講師
専攻:科学史・数学史
数学およびそれを積極的に使う自然科学の歴史が研究課題です。これらの学問は、当時の社会・経済から制約を受けて発達し、一方で人間の考え方に大きな影響を与えてきました。研究を通じて知りえた、数学・自然科学を多彩な側面を幅広い世代の方々に伝えています。

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