パスカルの科学思想~信仰との葛藤の中で

満員御礼

講座概要

講座番号 25A13
講師 中根 美知代
日程 2025/05/17~2025/06/14 (全4回)
曜日
時間 10:40~12:00
定員 20 名
受講料 8,000 円
申込締切日 2025/05/07
会場 成城大学キャンパス

講座内容

『パンセ』の著者として知られるブレーズ・パスカル(1623-1662)は、数学や物理学でも重要な成果を挙げています。キリスト教徒として生きるパスカルは、とり組んでいる学問の本質を見抜き、そこでの考え方が科学や数学を超えて応用できることや、その限界について鋭い指摘をしていました。邦訳されたパスカルの作品の一部に触れながら、数学や物理学を学ぶ意味を考え、情報過剰な今日への示唆を読み取ることを試みます。

【講座の進め方】講義形式。受講生とともにテキストを読み進めながら、読解に必要な数学・物理学について
説明します。

講座スケジュール

実施日 講座内容 担当講師
1 2025/05/17(土) パスカルと科学革命 中根 美知代
2 2025/05/24(土) 『真空論序言』を読む 中根 美知代
3 2025/06/07(土) 幾何学と説得術 中根 美知代
4 2025/06/14(土) パスカルにとって数学とは 中根 美知代

参考書

書籍名 パスカル 小品と手紙
著者名 パスカル著、塩川徹也・望月ゆか訳
出版社名 岩波文庫
金額(税込) 1,650円

講師紹介

中根 美知代 (ナカネ ミチヨ)
成城大学非常勤講師
専攻:科学史・数学史
数学およびそれを積極的に使う自然科学の歴史が研究課題です。これらの学問は、当時の社会・経済から制約を受けて発達し、一方で人間の考え方に大きな影響を与えてきました。研究を通じて知りえた、数学・自然科学を多彩な側面を幅広い世代の方々に伝えています。

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